それは大きな間違いです。
石材店のより重要な仕事は「墓守」です。
なぜなら、お墓は100年の買い物です。
代々受け継がれていくものです。
売りました、買いました、で済む他の商品とは、本質的に異なります。
厳に気をつけて頂きたいのは、にわか作りの墓石販売業者やブローカーのような業者です。
建立後、何年か経って
「新仏の戒名彫りを頼もうと思ったら、お店がなかった」
「墓石に問題が生じ電話したら不通だった」
といった苦情が全国の消費者センターに寄せられていますが、ほとんどの場合がこのケースです。
従って建てた墓石を保証し、後々まで面倒見てくれる、信頼できる石材店を選ぶことが何よりも重要です。また、石材の色が変色した、ひびが入った等のトラブルもよく耳にします。
下記は、メディアで伝えられた各種トラブル内容です。参考にご覧ください。
・御影石の大量変色問題(黄鉄鉱含有が原因)
・「欠けた」「ひび割れ」「変色」等のトラブル急増
お墓は、100年の買い物です。
購入後のメンテナンスやサービス、商品に対する責任を明示しているか?
格安を売り物にしているお店ではなく、お墓の価値や心の満足を重視しているお店か?
地元の人の評判はどうかといった点をチェックされたら良いと思います。
また、そのお店が建てた他家のお墓を見せてもらい、出来栄えを確認するのもよいと思います。
石の種類は、何百種にも及び、そのほとんどが輸入されています。
一般的に硬い石ほど光沢を出すのに手間がかかりますが、一端磨き上げるとその石の艶は長持ちします。
硬度の低い石はその逆です。
また水を吸いやすい石と吸いにくい石がありますが、
寒冷地などでは水を吸った石が凍って割れることがありますので、避けた方がよいでしょう。
また鉄分を多く含んだ石がありますが、
水と融合して錆が出る可能性が高いのでこれも避けた方がよいでしょう。
では硬度が高く、最も水を吸わない石が高額の石なのかというと、必ずしもそうではありません。
石は天然素材の為、人気が高く生産量が少ない石ほど希少価値がついて高額になります。
ですから一概にそれらだけで高い安いは言えません。
これら石の特徴は一般の方にはわかりません。
そこにブローカーやにわか石材店が入り込むチャンスがあり、特売品などが出回るのです。
失敗しない為にもくれぐれも信頼できる石材店で購入されることをお勧めいたします。
当店で特にお勧めしている石が“大島石”です。
大島石は、名前どおり愛媛の大島で採石されています。
またその他にも皆さんご存知の国会議事堂や赤坂離宮にも使われています。
そのことからも信頼できる“良い石”と判断できます。
庵治石は高松市の東約10kmの庵治町と牟礼町の町境の山より採掘されます。
その昔、高松藩御用達の石でもあったこの石は、目合い等も安定し、庵治石の中でも最高級品とされる石は、大丁場より採掘されます。
国産材の中でも、とても堅固で吸水率の低い石材です。通称「御影石」と呼ばれる万成石。淡紅色の華やいだ風合は、美しく品格があり高級感を生み出します。
温かみと可愛らしさを持ち合わせた万成石は日本の銘石のひとつとしてブランド化されています。